骨盤の開閉と骨盤底筋群 vol.1
今年に入り、合気道道場でのレッスンで、
ヨガマットを使用しています。
畳だから、ヨガマットはいらないかな?
と思っていたのですが・・・・、
靴下を履いている場合に、
足を畳の目に沿っておくと、
滑る!
脚を開いて踏ん張れない!
ということが分かったからです。
カキラのレッスン中、
立位の型で、脚を開き、膝を曲げる動きがあります。
この動きは、
骨盤底筋群(骨盤の底にある筋肉群)を、
鍛えることができます。
ヨガマット上で、足が滑らない状態で行えば、
骨盤底筋群を
より効果的に鍛えることができる。
且つ、
体に無駄な負担をかけず、安全に動くことができます。
ヨガマットを導入して以来、
しっかりと脚を開いて動けるようになり、
お客様の動きが、凛々しく決まるようになりました。
動きやすいと好評です。
もっと、早く気づくべきでした。
さて、ヨガマット導入で効果的に鍛えるようになった
骨盤底筋群ですが、
この筋群は、骨盤の開閉と関わりがあります。
2回にわたってお話していきます。
今回は、膝の曲げ伸ばしと
骨盤の開閉の関係について、お話します。
カキラの「大地の型」の下肢部を行うように、
脚を大きく開いて、膝を曲げます。
つまり、四股立ちになります。
下の図を参考にイメージしてみて下さい。
その時に、坐骨がどんな風に動いているか、
坐骨を触って感じてみます。
膝を曲げていくと、坐骨と坐骨が離れていきます。
坐骨と坐骨が離れていくのだから・・・・
骨盤全体は閉まる方へ動いていますね。
今度は、
膝を伸ばすと、離れていた坐骨が近寄ってきます。
坐骨と坐骨が近寄るのだから・・・
骨盤全体は閉じる方へ動いていますね。
こんな風に、
膝を曲げたり伸ばしたりしている時は、
骨盤も開いたり閉じたりしています。
今は、両方の膝が同時に曲がり、
骨盤が同時に動く様子をみましたが、
もちろん、
一方の膝が曲がって、
もう一方の膝が伸びている動きでも、
骨盤は、動きます。
左右の骨盤が違う動きをしています。
日常の中で、膝を曲げ伸ばしする動作は、
たくさんありますね。
椅子に座ろうとしたり、
椅子から立ち上がろうとしたり、
しゃがんたり、立ったり。
片足を出して掃除機を前後させたり。
浴槽へ入る時、出る時。
歩く時、階段の昇り降り、
自転車に乗る時・・etc。
起きて活動している間中、
膝を曲げ伸ばしする動作をしているようです。
ということは、
常に骨盤が動いているってことですね。
もし、骨盤の動きが悪く、
開閉の動きがスムーズに行われていないと、
膝や股関節、背骨など、
体のどこかに負担がかかり、
痛みが生じる原因にもなりそうです。
カキラは、
日常レベルの動きが、楽に行える体を目指します。
お客様から、カキラの後は、
「バスに乗らずに歩いて帰っちゃった。」
「掃除がしたくて、家事がはかどるわ。」
と言ったお話を伺います。
動くことが苦ではなく、楽しくなるエクササイズ、
一緒にやってみませんか?