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KaQiLaブログ50万人が絶賛!自分でカラダの痛みやコリを取る方法!

いつもと違った体の使い方をしてみよう

少し前の話ですが、なんと3年ぶりにスキーに行ってきました。
今のスキー板は、滑りやすいですね。雪面とスキー板の感覚がつかみやすく、ターンもしやすく、久しぶりのスキーにも関わらず、すぐに楽しんで滑ることができました。

でもね、ターンがしにくい方がありました。体に無理がかかっているようで、ちょっと膝が痛みそうな予感。
いつもと違う運動をすると、普段気づかなかった体の使い方の癖に気づきます。

楽に滑りたい

3年ぶりに行ったスキー場。
ゲレンデでは、老若男女が滑っていました。
そう、高齢の方でも、スキーを楽しんでおられました。

筋力がなさそうな高齢者でも滑れるということは、
体に無理のない動きでスキーができるはず。

パワーで押し切らないで、もっと、楽に滑ることができるはず!
とちょっと、頑張って滑っていた自分の滑りを見直しました。

久しぶりに行ったスキー。滑るうちに、だんだん感覚が蘇ってきましたが、
どうしても、左足首がグラグラする感じと、左膝に違和感が走りました。

よくよく自分の体を内観してみると、右ターンに入る瞬間が苦手なようでした。

どこかの動きをすっ飛ばして、無理やりぐいっとスキー板をまわしています。
右ターンのときの左外足の動きがぎこちない。

スキーは斜面を滑っていくスキー板の上に、バランス良く人がのっかっていれば転ばないはず。
スキー板と仲良くすることが一番かもしれない。

スキー板を操作するではなく、スキー板と仲良くすると頭を切り替えました。

そして、
うまく行っている右ターンを観察してみました。

足裏の動きはどうかな?
上半身の動きはどうかな?
重心はどうかな?
両方の板の動きはどうかな?

本日は、その中でみつけた足裏の感覚についてお伝えしていきます。

 

3つの足裏

スキーで使う足の裏の感覚には、次の3つがあるように思います。

母趾球(ぼしきゅう)
小趾球(しょうしきゅう)
踵(かかと)

つまり、足の親指側の側面、小指側の側面と、踵です。

足の指はどこから?

 

普段、自分の足の指って上から見てばかり。
だから、指の皮膚の切れ目が指の始まりのように思いがちです。

でもね違うんですよ。

足には、中足骨という長い骨があります。

その骨の先端(つま先側)の終点で指は曲がります。

足じゃんけんでグーにした時に、ぼこぼこ出る骨が中足骨の先端。
グーでボコボコした骨の足裏側を触ってそこから折り曲げてみると、よく曲がります。
関節であるところを、関節として使ってあげると、動きやすいですね。

ここを中足指間関節 (ちゅうそくしかんかんせつ)と言います。

 

ハイヒールを履いて立っている時、
つま先立ちになる時、
正座から立ち上がる前に指を立てる時、
地面を蹴って歩く時、
ジャンプをする時、
などは、
この中足指間関節から指は曲がっています。

ちなみに、私がお伝えしている肋骨エクササイズKaQiLa〜カキラ〜では、
この中足指間関節から指を曲げて、座って行う型もあります。

親指の中足骨の骨頭あたりが、母趾球(ぼしきゅう)です。
ここには、二つの小さな骨が付いています。
この骨は、種子骨(しゅしこつ)と呼ばれ、
腱や靱帯の方向を変える滑車のような役割をしています。

2つの足指グループ

足の指は、5本
親指、人差し指、中指、薬指、小指。

これらの指は、2つのグループに分類できます。

親指、人差し指、中指グループと
薬指、小指グループ。

え、グループ分けされるの?って思いますよね。

そう、グループによって、役割が違うのです。

体重を支えるグループ

親指、人差し指、中指グループは、距骨(きょこつ)へ繋がっています。
距骨とは、内くるぶしと外くるぶしの間にある骨。
一辺が約3cm程のハートの形をした小さな骨だそうです。

距骨の上には、脛骨(けいこつ)という太い骨がのっています。
脛骨は、むき出しで、物にぶつけると痛い骨、そう、弁慶の泣きどころと言われるスネの骨です。
太い脛骨の上には、大腿骨がのっています。
脛骨も大腿骨も太い骨。
体重がかかる骨はしっかり太くなっていますね。

そう、距骨グループの親指、人差し指、中指は、体重の大部分を支える骨グループなのです。

確かに、スキーで滑っている時に踏ん張る谷側の足は、親指、人差し指、中指の距骨グループが働いていました。

バランスをとるグループ

では、残りの小指、薬指は、どこに繋がっているのでしょう?
それは、
踵(かかと)の骨。
踵骨(しょうこつ)です。

もちろん、踵骨は、立っている時や歩行の際に体重を支えていますが、
小指や薬指、そしてそれらに続く足の甲の骨(立方骨)は、
バランスと安定をとる役割をしています。

スキーで滑っている時の山側の足は、小指の側面が働いています。

両方大事

足には、体重をのせるグループとバランスをとるグループの2つがありました。
スキーを滑っている時、山側の斜面を押すことばかりを気にしていた私でしたが、
そうだ、両足を使ってあげると良いのだと気づきました。

両方の板があるのだから、両方を使う。
ついつい、踏ん張っている谷側の足ばかりに意識がいっていましたが、
山側のバランスをとってくれている足にも少し意識をおくと、
なんと、安定して滑ることができました。

それぞれの役割を知り、その役割に沿うように使ってあげると、
体に無理なく、楽に、安定して動けるのだと気づいたのでした。

いつもと違う動きをしてみよう

スキーのブーツを脱いで靴を履いて歩いた時には、
いつもより足の裏がしっかり使えていると感じました。

私は、小指側のラインがうまく使えてなかったのですが、
スキーの後は、ちゃんと小指側が蘇って歩行を助けてくれます。
だから足取りが軽い!

いつもと違った体の使い方をしてみると、体や動きの再認識に繋がりますね。
そして、使わず衰えさせそうになっていた部分を蘇らして使えるようになります。

使っていなかった部分を思い出させるエクササイズ

私達がお伝えしているろっ骨エクササイズKaQiLa〜カキラ〜も、同じような効果があります。
受講した方々は、
「いつも使っていなかった部分が動いた感じです。」
と口にされます。

日常の動作は、限られてしまった現代人。
体の中で眠ってしまっている関節や筋肉がたくさんありそうです。
眠っていた部分が働き出すと、それまで、その分を負担していた関節や筋肉は、随分楽になりますね。

約260個もある関節、640個の筋肉を全部動かすのは大変でも、
できるだけ使える部分を使いみちに沿って使えると、体が楽になります。

ろっ骨から体を整え、
心身ともに
楽になるエクササイズKaQiLa~カキラ~
一緒に楽しみましょう!

カキラは深い専門性に由来した健康メソッドですが、難しいことは抜きに、
受講者は楽しみながら動くだけで効果を実感できます。

現在ベルリンにて開講中の教室は、全ての教室で体験レッスンをご用意しています。
是非一度、レッスンを体験していただき、ご自身で効果を実感してみてください。

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