むかーし、昔、バレエやダンスをしていた時のこと。

振りの中で、頭の動きを付けたい時に、

「手を鼻先で追って〜。」や「鼻で見る！」

と言われたことがありました。

そうすると、

滑らかに動くことができたり、

ポーズがスッキリ決まったりしました。

なんでやろ？

例えば上を見る時、

目玉だけを動かしても、見えますよね。

でも、鼻先で見ようとすると、

アゴも上がる、頭も動きます。

第１頚椎は、正面から見ると鼻の下辺り、

横から見ると耳の下辺りに位置しています。

背骨の上端って、結構上にあるんですね〜。

なんか、そう思うだけで、

首がすっと伸びて、頭が軽い。

だいたい鼻先辺りは、

第１頚椎と後頭骨の関節（環椎後頭関節）辺りでしょうか。

目玉だけを動かしてみるのではなく、

鼻先で見るようにすると、

背骨の突端から動きが起こり、

簓のような背骨に、動きの連動が起こるのかな。

カキラでも、

指先を目線で追う動き、

鼻先を上へ向ける動きがあります。

「天女の舞の型」、「風センターの型」、

「紫　ひかりのかなた」etc.

鼻先で追うように見たり、鼻先を意識することで、

背骨の連動が起きて

より、効果があるかもしれませんね。

鼻先を意識しすぎて、目が寄っちゃうって方は、

鼻先から２０㎝先ぐらいを意識すると

いいかもしれません。